興味転々

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総合診療。「総合診療医 ドクターG」を見て。

昨日NHKで「総合診療医 ドクターG」という番組を初めて見ました。

「総合診療」は、これからは医療の現場では注目される診療科だと思います。

今は、体調が悪いと、どの科に診察を受けにいくかは、患者さんが決めているのが現状です。それで、原因が分からず、症状に苦しんでいる人が多くいると思います。それを専門家がすることになります。より適切な指示ができるようになるのではないかと思います。

ただ、この総合診療に近い事を、今は、街の医院などがやっているような感じもしますが、街のお医者さんも専門がありますので、どうしても限界があります。

総合診療が、一般的になると、

患者さんの諸症状から、本当の病気を見つけ、適切な治療をすることができるようになります。

誤診も減り、手遅れになる前に治療ができ、また、患者さんの入院や通院期間を短縮する事もできるようにります。

 「総合診療科(そうごうしん りょうか)とは、医療における診療科のひとつで、あまりにも専門化・細分化しすぎた現代医療の中で、全人的に人間を捉え、特定の臓器・疾患に限定せず多角 的に診療を行う部門。また、外来初診の「症状」のみの患者に迅速かつ適切に「診断」をつける科でもある。医療機関・大学によっては総合診療部ともいう。 近年の高齢化社会の進行によって、その存在意義が大きくなっている。」

この番組は、MC役のフリーの総合診療の医師と、研修医が紹介された患者の症状から、本当の病気を見つけ出していく番組です。

昨日のタイトルは「覚えていない」。

パン屋さんを夫婦でやっている女性の症例でした。

人気がある彼女の店が、テレビ取材を受けることになり、取材の当日のリハーサルを行い、打ち合わせとおりする予定でした。本番の時、突然打ち合わせにないことし出しました。しかし、彼女は本番の時間の1時間の間に起きたことを一切覚えていないと言うことでした。心配したご主人が、奥さんを病院に連れてきました。検査をしましたが、原因がわからず、判断できないので、入院して検査することになりました。

奥さんには肩こりや太ももに痛みがあり、取材の数日前には38度の熱を出したそうです。

ここでMCの総合診療医師が、研修医に問いかけます。彼女の病名はと。

研修医が出した答えは、全員が「一過性全健忘」でした。

しかし、MCの総合診療医師と研修医が症状との矛盾がないか研修医たちに問いかけます。研修医たちは、それぞれ意見を出し合い、記憶をつかさどる「海馬」に一時的に虚血などの障害が出たのではないかという意見が出ました。

さらに、同時に起きている肩こりや足の痛みを考えると、血管の問題があるのではないかと言うことになってきました。

そこで、「高安病」という判断が浮かんできました。

しかし、MCの総合診療医師は、納得せずさらに、この患者が「高安病」であった時に、他におかしいことはないか突っ込んでいきます。

そして、最終的には、ウィルスが血管内に動き回る病気ではないかとなました。

こうして、彼女の病名が判断できました。この病気で大変なことが彼女体内で起きていました。心臓に疾患が起きていたようでした。

それがわかったのは、聴診での心音の変化でした。受診した当日の心音は問題なかったのですが、入院して二日目の心音に雑音があったそうです。心臓の弁にウィルスが溜まり、障害を起こしているのではないかということになりました。

結果、その方針で治療し、同時に、心臓の弁溜まっていたウィルスが溜まっていたため弁を人工弁に取り換えの手術を行い、その患者さんは今までの『覚えていない」ということもなくなり、肩こりなどの症状もなくなったと言うことでした。

一見、脳の障害か、心理的なストレスかと思えるものでも、症状をつなぎ合わせて行くと、全く違った病気から起きていることがあるということです。

この患者の肩こりのの原因は、脾臓にウィルスにより血管の炎症がおきていたことが原因で起きたと言うことでした。

あのまま、放置していれば、病気がわかった時には、手遅れだったかもしれません。

軽い症状であっても、思い病気が隠れているかもしれません。

それぞれの診察科では専門的なことは診れますが、専門外のことで気づくことができずに、手遅れになってしまうことがあります。

そこためにも

患者の症状を検証しながら病気を見極め、適切な治療を施す総合診療は、医療の中で重要視されるようになるといいですね。