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興味転々

読んだ本の記録&日記&興味ある事を混ぜこぜにして

経済本2冊。「歴史から考える日本の危機管理は、ここが甘い『まさか』というシナリオ」、「アベノミクスを阻む『7つの敵』」

最近読み終えたこの2冊。

ます最初に「歴史から考える日本の危機管理は、ここが甘い『まさか』というシナリオ」という本をKindleでたまたま見つけ、ダウンロードして読んだ。

著者は上念司氏。

浜田宏一などと同じアベノミクスのように 脱デフレして景気回復するには金融政策が不可欠という考え。

この本が書かれたのが、消費増税が決まった年の2012年の11月20日が初版。

書かれたの消費増税が決まる頃ぐらいだろうか。

アベノミクス前に書かれた本。

その金融政策が大切という考えで書かれてる。

当時から、金融緩和すると日本経済は、デフレから脱却できて、景気回復するといわれていた。

この本は、アベノミクス前に書かれた本だと知っても、「歴史」という題につられて買った。

 金融政策(金融緩和)で脱デフレをして景気回復するという。

この論は、20世紀から言われていた考えである。

しかし、日銀は、2000年はじめごろ、金融緩和(いまよりゆるい緩和)で回復しかけた時があったが、日銀の利上げを行ったことを取り上げていた。

また、増税についても反対していた。
造成は緊縮財政の一つで、利上げと同じようなものと言えるのだろう。

デフレで金融緩和しているときに、緊縮策をおこなうと、当然金融緩和の効果を薄めてしまう。

増税しないと財政が破たんするという理論ではなく。

著者の考えでは、自国で通過を発行している国は財政破たんしないということだ。

それは金融政策によって、回避できるという考えを持っている。

別の本にも、日本国が大量の債券を発行した国家予算の200%ぐらい。敗戦後それを償却するについて、その債権の買取り額について100%の税金をかけたとあった。

そのようなことが可能だということだろう。

利上げをおこなった日銀や増税を推進した財務省の論理。

世論の作成は、その時の、政治や指導部、官僚などの上層部によって世論を作ることができるということを、歴史の時事を使って紹介している。

歴史と経済の内容と世論操作といったことを書いているこの本はおもしろく読めた。

 

歴史から考える 日本の危機管理は、ここが甘い 「まさか」というシナリオ (光文社新書)

歴史から考える 日本の危機管理は、ここが甘い 「まさか」というシナリオ (光文社新書)

 

 前述の本は、アベノミクス前。

その後、どのような論調になっているか知りたかった。

アマゾンでKindleの著者の本を探した。

そして「アベノミクスを阻む『7つの敵』」をダウンロードした。

この本は、増税前の昨年3月28日初版発行。

増税が施行される前に書かれた本だ。

7つの敵は

財政再建至上主義』 

公共事業万能論」

「産業政策万能論」

構造改革至上主義」

増税原理主義

これらに関しては、

「これらはわが国の経済厚生とは関係のない、当事者の利害関係だけを優先した『身内の理論』なのです。」

「こういったカルト集団のトンデモ論を利用して、半径3メートルの小さな利害関係における政策目標を達成しようとする人がいます。」

などと書いています。

あとの二つはたぶん

「清算主義」

「反成長主義」

読んで文字通り「清算主義」は、財政破たんさせて、一からやり直そうという考え。

「反成長主義」は、「経済成長したけど心は豊かになっているのか!」、「企業がいくら儲けても、それは搾取であって、労働者にはちっと分配が来ない。労働者に分配させためには、もう経済成長はやめるべきだ」というもの。

日本政策には、いろいろな国とくに身近な国中国やソ連が大きく関与して、マスコミにも影響を与えていたということなども書かれている。

大変おもしろく読めた。

この本でいう7つというのは、上記に挙げた7つだと思う。

 

政治も経済もそれを動かす人の、身近な利害関係が大き影響を与え、それを正当化しようする。しかし、それが間違っているかは、誰もわからない。

アベノミクスの成功かどうか判断できるのは、今ではなく、20年50年100年のちだろう。

しかも、その年代によって、評価は変わるかもしれないし、長く悪政だっと評価される可能性もある。

 

 この本が書かれて、1年。

 株価は、昨年の10月末の追加金融緩和(黒田バズーカ)で回復して、 20,000円を一時超えたりした。

賃金も上がってる。新聞では実質賃金が下がっているといわれている。

今年のGWは、海外旅行や新幹線の利用者が大幅に増えたという。

アベノミクスから2年半ぐらいになるが、まだ完全にデフレを出れていない。

物価上昇も2%を達成できずにいる。

 景気良さと悪さと混在してるような感じがする。

インフレ、リフレ、デフレという言葉だけで片づけることができる状況かなと思う。

20世紀とは、物流にしろ金融にしろ形態が全く変わっている。

新ことばが生まれると、新しい政策が生まれるかもしれない。

金融緩和をしても出口戦略が必要だ。

アメリカが今その出口に差し掛かろうとしてるようだ。

日本にも金融緩和の出口がくるのだろうか?