3月30日の日曜日、NHKスペシャル「人体 ミクロの大冒険 第1回 あなたを創る! 細胞のスーパーパワー」を観ました。
先週の番組は、途中からでしたので、「脳」ところからでした。
脳の話はとても難しいので、私の理解している範囲で書いてみます。
生まれたての子供は、スパインの活動が活発なようです。
スパインが繋がることで記憶したりすることがきるのでしょう。
生まれて3ヶ月と6ヶ月もスパインの活動は違うようです。
スパインの働きを調べるために、
生後3カ月と6ケ月の子供で、言語の認知実験をしいていました。
これくらい小さいと、本人に確認することもできませんので、
微妙に違う発音単語を2つ聞かせて、違いがわかるか(反応するか)実験です。
ネイティブの人しかわからないような微妙違いの単語です。
私が聞いても違いはわかりません。
ただ、音感のいい人はわかるようです。
聞かせる単語を変えると、3ヶ月の子供は何らかの反応を示しましたが、6ヶ月の子供は反応を示しませでした。
これだけ、3カ月と6ケ月で、スパインの活動が違うと言うことでしょう。
年ととも、スパインの活動は不活発になって行くようです。
ピアノにしても、何事も、プロにしようと思えば、生まれてすぐにさせるのがいいようですね。特に音に関しては、小さい時が大切なようですね。
スパインが最も活発な時が大切と言うことなんでしょう。
モーツァルトが天才たり得たのは、このためかもしれません。その代わり、得ることができなかったものも多かったかもしれません。
スパインの活動が不活発になるのは、スパインの動きを止めるリンクス1のためです。
これは毒蛇の毒と同じ構造を持つよで、ブレーキの役割を果たします。
人の脳の仕組みで、脳の成長にブレーキをかけようとするようです。
なぜでしょう。
ずっとスパイン細胞がずっと活発だと、どうなるか?
マウスでスパインが活発な状況が継続する実験をしたそうです。
その結果、マウスの脳に黒い細胞が増えていったようです。
この症状は、
アルツハイマーと同じ症状だとのことです。
スパインが活発で、人の脳は成長しようとつ続けるが、とても「脳」負担が大きいようで、脳を長くもたせるために成長を止めるようすることが必要なようです。
脳のほとんどの機能が20歳台で成長を止めてしまうようです。
しかし、脳の成長は止まったからと言って、これ以降は、何も習得できないかと言うと、そのようなことはありません。
「五十の手習い」とも言います。
定年後に英語を覚えたり、何かを始める人がたくさんいます。
実際にすごく上達される方もいます。
それには、脳の違う機能が関係あるようです。
10歳までで聴覚の成長が止まるようですが。
しかし、その後も音楽を学ぶことで、また違った効果があるようです。
それは神経細胞を太くすることのようです。。
10歳台の男の子が楽器を習うことで神経細胞が太くなるいうです。
オリゴデンドロ細胞が脳の神経を太くするとのこと。
このオリゴデンドロは脂肪で、それが神経細胞巻きつくことがミエリン化を起こすようです。
神経科学において髄鞘 (ずいしょう、myelin sheath) は、脊椎動物の多くのニューロンの軸索の周りに存在する絶縁性のリン脂質の層を指す。 ミエリン鞘とも言う。コレステロールの豊富な絶縁性の髄鞘で軸索が覆われることにより神経パルスの電導を高速にする機能がある。
髄鞘はグリア細胞の一種であるシュワン細胞とオリゴデンドロサイト (乏突起または稀突起グリア細胞、en:oligodendrocyte) からなっている。 シュワン細胞は末梢神経系の神経に髄鞘を形成し、一方オリゴデンドロサイトは中枢神経系の神経での髄鞘を形成している。 大脳では大脳皮質の内側に髄鞘化された神経細胞の軸索の線維が集まっており、髄鞘中のリン脂質によって見た目が相対的に白く見えるので、白質と呼ばれている。 (ウィキペディア「髄鞘」より)
ミエリン化は、脳の信号の伝達速度を早くする働きがあるようです。
よく使う脳細胞を選んでオリゴデンドロ細胞は巻きついて、ミエリンカを起こし、脳の成長が終わった後でも学習できるようにできているようです。
よく使う脳細胞を選んでオリゴデンドロ細胞は巻きついて、ミエリンカを起こし、脳の成長が終わった後でも学習できるようにできているようです。
なかなか、よく考えられていますね。