先日琵琶湖に行ったときに思った。
海のように広く、水を滔々とたたえる琵琶湖。
関西の水がめだ。
この水が使えなくなったらどうなるかなど、湖上を進みながら思った。
水は大切だ。
地球に生命が存在できるのは、水が液体で存在しているから。
水が太陽の熱で温められ、雲になり、雨となる循環しているからである。
この過程で、空気の流れが生まれることで、地球は生命が存在できる環境が保たれている。
宇宙でも、地球のように水が液体で存在し、循環している星はとても少ないという。
天文学者たちが、科学の粋を使って、一生懸命さがしているが、未だに見つかっていないようだ。
日本で暮らしていると、あまり水の大切さを感じることはほとんどない。
トイレに行って、レバーを回すと「ジャ-ッ」と大量の水が流れる。
これでもというほど。
見ていて、「もったいない」という気がしないでもない。
しかし、この「ジャ-ッ」がなくなると、不便だというより、やっていけない。
この「ジャーッ」がない生活は、いつやってくるかわかない。
この数年で頻発している地震や水害ないなどの災害が起きると、
多くの被災された人たちが直面するのは、水がないことではないだろうか?
プライバシーや食べもの不足ということもも困るが、
水がないと何もできない。
飲食からトイレそして風呂と。
栄養と衛生面での大きな問題になる。
温暖化が問題になっている今、温暖化がもたらす水不足も水不足については、以前からおりにつけてニュースになっている。
ネットいろいろ調べている、将来の水不足備えて、太陽熱発電を利用して海水をろ過して使えるようにする試みがなされているサイトがあった。
この記事がかかれた内容では、2025年には、30億人分の水が不足するということが書かれていた。
30億人分の水というのは計算すると年間1.5兆トン(1日当たり41億トン)となるようだ。20万トン/日の淡水を作るプラントを20台用意しないといけない。
海水をろ過して水を作るのに大量の電気が必要になる。これを化石燃料で賄えば二酸化炭素の排出量が増え、温暖化に拍車をかける可能性がある。
そこで太陽エネルギーを利用してマグネシウムを使って、水をろ過するというシステムが考えられているようだ。(2009年4月の記事)
琵琶湖の貯水量が27.5k㎥=27,500,000,000,000リットル。
1リットル=1kgとして、27,500,000,000トン(275億トン)
41億トンという琵琶湖の水でも一週間程度でなくなってしまうほど水が不足する。
NHKニュースでは、温暖化で将来的に降雨量が減り水不足が問題になるとのこと。
そのために、水が少なくて育てることができるカカオの栽培を進め、開発途上国の衛生のためにトイレを設置する場合は、水の使用を少なくしたトイレを設置するなど、水を使わない工夫などが紹介されていた。
水不足の問題に、今の日本の人がどれほど危機感を感じているだろうか?
毎年、大雨が降って水害が各地で起きている。
こんな状況でも、水不足の足音は忍びよってきているかもしれない。
今年、大雨で災害が起きた同じような頃に
「矢木沢ダム」の貯水率が10%、取水制限をすると言うニュースがあった。
夏前に今までにない渇水量になっていた。
結局、生活には影響がなかったようだ。
あのまま、雨が降らなかったら、首都圏は水不足でパニックが起きたかもしれない。
幸い、もう持ち直したようでよかった。
八木沢ダム付近の昨年から今年のかけての冬の積雪量が異常に少なかったようだ。
首都圏の人はどれだけ意識していたのだろうか?
今の日本人は、淡水が必要で、淡水があってもそれを浄化しないと飲むことができない。
来年はちゃんと雨が降るのだろうか?
水源付近に雪が降って積もるだろうか?
日本の気候は、遠くの海で起きている変化に大きく影響される。
また、太陽の微妙な変化によっても地球の気候は影響を受ける。
そんな、微妙な状況に日本の気候は、雨が良く降り、毎年、梅雨があり、風が20個前後やってきて、冬には山に雪が積もり春には融けて川に流れ込み雄域を潤す。
温暖化が進んでいるなか、
この微妙なバランスが崩れれないという保証はない。