興味転々

読んだ本の記録&日記&興味ある事を混ぜこぜにして



台風21号と北海道地震。立て続けに起こる災害。

 

 

台風21号

9月4日の12時ころ、徳島県南部に上陸。
14時ころに神戸に再上陸した。
大阪でも57年ぶりの最大瞬間風速47.4m/sを記録した。
57年前の第二室戸台風以来。
本物の台風が台風ってこんな凄いのか?と思うほどの風だった。

あれが本物の台風なんだろう。
沖縄や南の島などの台風の通り道にあたるところは、毎年何度もあんなに勢力ある台風が来ているのかな。

大きな台風22号が南の海を西動いている。

勢力を保ったまま日本に上陸したのは25年ぶり。

大阪湾の潮位上昇も、57年前の第二室戸台風を超えた。

台風は、今までは、寝ている間に通過していることが多かった。

 台風に接近中、徐々に雲行きが怪しくなって行く中、聴こえる風の音が、今までの台風と違った。

しかも、今回は、お昼に通過。
家の窓から見える台風通過中の光景は、見るのも初めてだった。
色々なものが、空を飛んで行った。
向かいのマンションのベランダに置いてある物も飛んでしまいそうだった。
ビルの上のトタンが風圧で外れて、軽々と宙に舞い上がって、隣の建物に。
コンビニのビニール袋は、すごい勢いで飛んで行った。
風圧で、マンションの壁が震えたような。

聴こえる音も、不安感を煽った。

第2室戸台風(だい2むろとたいふう、昭和36年台風第18号、国際名:ナンシー〔Nancy〕)は、1961年(昭和36年)9月16日、室戸岬に上陸し、大阪湾岸に大きな被害を出した台風である。1934年に関西に大きな被害を出した室戸台風とよく似た経路を取ったため、気象庁によりこの名称が与えられた。 (ウィキペディア第二室戸台風」より)

足早に去って行ってくれたから良かったけど、これが長居されたら、もっと大変なことになっただろう。

 

北海道地震

台風21号は、日本海を北上し、5日午前に、北海道近くを足早過ぎ去っていった。

北海道は、ホットする間も無く、

突然というか、青天の霹靂とでもいうか?

9月6日午前3時8分胆振(いぶり)地方中東部を震源とする地震が発生し、北海道厚真町で震度7を観測した。

一説には2011年の東日本大震災地震のひとつだと言われている。
あの時動かなかった北の部分が動いたのではとのこと。

マグネチュード6.7、深さは37km。


その規模は、防災科学技術研究所の発表では、極めて強い揺れを示す加速度は、9月6日の北海道地震は1504ガルだった。
阪神淡路大震災は891ガル、
2016年4月の熊本地震益城町では1362ガル、
今年の6月の大阪北部地震は806ガルだった。
(「北海道地震、停電は阪神・淡路大震災を超える規模に」(ダイヤモンド・オンライン )より)

いかに規模が大きいかがわかる。

災害大国日本

日本国内では立て続けに大きな災害が起きている。
災害の頻度が、年々歳々ひどくなってるように思う。
これからは、毎年こんなに災害が起きるのか?

 

今年は、6月8日に大阪で地震があると、西日本で大雨の災害があった。

平成30年7月豪雨(へいせい30ねん7がつごうう)とは、2018年(平成30年)6月28日から7月8日にかけて、西日本を中心に北海道や中部地方など全国的に広い範囲で記録された台風7号および梅雨前線等の影響による集中豪雨[2]。同年7月9日に気象庁が命名した 。(ウィキペディア平成30年7月豪雨」より)

 そして、台風21号で、大阪が大きな被害を受けた後すぐに、北海道大地震が起きた。

安全だと思っていた大阪が被災すると、時をおかずほかの地域で大災害が起きたような印象がある。
大阪の災害と他の災害の因果関係はないと思うが、珍しく大阪で災害が起きて後時間を置かず起きたように感じた。

 

本当に大災害は、日本のどこで起きるかわからない。
地震はどこでも起きる可能性はある。
台風や大雨も、いつどこに来てもおかしくない。
今年、日本各地で災害のなかった都道府県はなかったかもしれない。
 

災害への備えは、必須。

災害に備えて、備える必要がある。災害があったときは、そう感じて、一生懸命に備えようとする。
個人で備えるには限界がある、今は絶えかけている地域コミュニティーの再構築が必要になって来るかもしれない。

大きな災害があれば、停電、断水、道路遮断による物流の遮断はあるものと覚悟した備えが必要になるかもしれない。

停電 インフラが被害を受けると 

災害が起きるごとに
インフラの問題が起きる。
停電、断水、交通遮断など。

台風の後、スーパー、コンビ二の棚から惣菜が消えた。
スーパーの棚が物によってはカラッポ、スカスカの状態。
今は元に戻って来つつあるようだ。
まだ、8日の今でも影響があるようで、品不足の張り紙がコンビニのレジ貼ってあった。
原因は停電によるものようだ。
停電すると、工場は稼働しない、冷凍食品を保存する冷凍庫が止まる。バックアップ電源は用意しているかもしれない。

東京の築地移転でも問題になった。先に豊洲で大型冷凍庫を稼働さえて用意していたが、移転が遅れ、冷凍庫は止めることができず、毎月大金の電気代を払っているという話が合った。
大きな冷凍庫は、一度稼働させると、止めることができないようだ。
そんな冷蔵庫が大阪や北海道にあって、停電して止まってしまうと、復旧に時間とお金がとてものかかることになる。

トヨタは、北海道地震の停電で、部品工場が稼働できず、今後、いくつかの工場が稼働できないようだ。

北海道は、電気限らず、物流の影響も出てきそうだ。
牛乳が出荷できない状態でもあり、じゃがいもなどの農産物も出荷ができない状態が続いているようだ。
これから、徐々に、影響がでてくるのだろう。

 

 

災害の被害を少なくするためのバックアップも必要 

大阪は、関西空港が大きなダメージを受けた。物流でシェア伸ばしていた。
物流にも影響はあっただろう。

また、関西空港は関西の玄関口、観光産業にも大きな影響がでるかもしれない。
これから経済にジワリと影響が出てくるのかもしれない。
大阪近辺には、関西空港ほか伊丹空港神戸空港がある。
サイズは小さいかもしれないが、同じ会社なので、これ等の空港が代替できればいいかと思うが。
9月8日の発表では、国内線の70便を伊丹と神戸に分けることが可能だという発表があったが、これからの関西空港の回復の進行を見ながらきめるとあった。

 

北海道大地震で北海道全世帯が停電した。

東電・東北など本州の電力会社からの電力の融通がスムーズなら、ここまで被害はひどくならなかったように思う。
本州と北海道を結ぶ北本連系線は60万キロワットあるようだ。
これを使えば、北海道の総需要電力の十数パーセントに相当する電力を本州から瞬時に送れるようだ。
これが機能しなかたのは、ブラックアウトしかたからだという理由のようだ。
電力が電力がなくなることで止まるということかな?

 

長い間、地域の電力会社は、独立性を保ってきたのだろう。

会社同士のつながりが弱そうだ。

北海道の地震に伴う、ブラックアウトでトヨタの国内の工場が操業停止しなければならないようだ。

 北海道では大きな地震はないと誰もが思っていた。
こういったことを想定していなかったのだとおもう。
実際に起きてみないと問題点はわからないということもあるのか?
泊原発も、震度2で電源喪失した。
非常用電電源が働いたから事なきをえたようだ。

 

台風で孤立した関西空港

この日は開港記念日だった。
1994年9月4日に関西空港は開港した。

数千の人が取り残された。
利用客が約3,000人、従業員が約2,000人だったようだ。

この状況に対応しないといけないのは、
関西空港関係の従業員の人たち。

彼らも取り残された人と同じ立場だった。従業員ということで、詰め寄られたり、どうしていいかわからず、困っただろう。

運行を再開した千歳空港の従業員も、あらゆるインフラ系で働く人達も、困難を強いられたと思う。

どうしていいかわかんらなところで、お客さんから詰め寄られたりしただろう。

 

インバウンドへの影響は

ニュースなどで、見聞きしたことで、
海外の人が、日本人以上に不便を感じたのではないだろうか?
状況や見通しがわからない。
スマホで情報を得ることもできなかったようだ。

インバンウンドは日本の経済にとっても重要なはず。
その海外の人に、どれだけの対応できたか?
出来ないにしても、それなりのインフラを準備できたか?
彼等は、また日本へ来ようと思うだろうか?
これを見た海外の人は、「おもてなし」を看板にしている日本どう思ったか?

「おもてなし」の看板の評価はどうなるのだろうか?
下手な「風評」が広がらないだろうか?

関西空港は、海外からの客の利用も多かったようだ。
関西空港の回復の進み具合によって、インバウンドにも影響が出るだろう。

 

どこで何が起こるかわからない時代、社会インフラの「冗長性」

いつ時代の、安定した期間というにはそんなにない。
必ず何か起きる。

何も無いことを前提に、システム構築すると、多くの人の命にかかわる危険もが増幅するように思う。
何かあることを前提に、システム構築すると、多くの時間と費用がかかるようになる。どこまで可能かも判断がつかない。

日本ほど自然の影響を受ける国はほかには少ないだろう。
おまけに、人口は密集している。

ただ、思うのは、
分散と予備、社会インフラの冗長性が必要とされているかもしれない。
言えば今まで、日本がやってきた効率化ということのに反することになるかもしれない。
 

インターネットなどのITと同じように、複雑に入り組めば入り組むほど、安定のさせるたの冗長性は必要になっていく。

 

人が豊かに暮らすためには、効率でなく、冗長性が必要だと思う。

 

災害のための冗長性は、難しい。
いつ必要になるかは、誰もわからない。

そんな災害に備えるのにかかる費用もバカにならない。
財政が苦しい自治体には難しいだろう。
政府もできるかどうか。

それに、人がする冗長性は、平時が長く続くと、正常性バイアスが働き、その冗長性は、「イザッ」という時、往々にして、機能しない可能性もある。
人に頼り切るのではなく、前述したように、個人で備える必要もある。
しかしそれには限界がある、今は絶えかけている地域コミュニティーの再構築が必要になって来るかもしれない。

大阪はこれから、万博の投票がある。

誘致話ばかりで、美味しい話ばかり出でなく、万が一のことも想定した計画。

今回のことは、マイナス面が大きくクローズアップされるかもしれない。

来た人に「快適」「楽しみ」「感動」以外に。

「安全」であることを感じてもらうことを重点に置いたプレゼンをしてほしい。

その為にも、今年あった災害対策の失敗に経験を参考にして、立案して欲しい。

 

毎年、大災害が起きると、復興に費用が掛かり、日本は経済大国でなくなり、災害大国に成り果てないように、真摯な姿勢で臨んで欲しい。