「七瀬ふたたび」この本は昭和53年12月新潮社から刊行された。
私が学生の頃。
この頃、筒井康隆氏の本をよく読んでいた。
筒井氏の著作は、ちょっと笑えて、ちょっとやらしく、ちょっと下品なところもあって、面白く楽しく読んだ。
ただ、この七瀬シリーズと言うか、七瀬が出てくる本はちょっと真面目。
でも、ちょっとやらしさはある。
この「七瀬ふたたび」を読んだかは覚えていない。「七瀬」シリーズも、学生の時読んだので、多分読んだと思う。
久々と言っていいのか、Kindleで読んだ。
七瀬には、人の心が読める超能力を持っている。
「人の心が読める。」と大変便利なように思う。目の前にいる人が何を考えているのかわかると言うことは、ビジネス、日常生活に多いに活用できそうだ。
「人の心が読める。」と大変便利なように思う。目の前にいる人が何を考えているのかわかると言うことは、ビジネス、日常生活に多いに活用できそうだ。
本心が、手に取るようわかることが本当にいいのか?と思う。
子供のころは、超能力にあこがれた。
しかし、
子供のころは、超能力にあこがれた。
しかし、
人の心が読めたり、将来が予知できたりすることが、楽しいかなと思う。
この小説で、主人公の七瀬は、誰もが羨む、美貌とスタイルも備えた女性であった。
七瀬と会う男性は、ほとんどが、七瀬を品定めして、七瀬の裸や七瀬とのいやらしいことを思い浮かべしまう。
男性と言うのは、そんなものだと著者言っているだろう。
その男性の本性が、七瀬には、わかる。
これって女性にとってどうなのだろかとも思う。
もし反対に、男性ならどうなのかなと思ったりもする。
人の心の中が読めてしまうのは、あまり面白くないかもしれない。
久ぶりに読んだ筒井氏の本。
自分の想像力が貧困なのか、読んでいて、
村上春樹氏の「1Q84」の「青豆」と「七瀬」の印象がダブってしまう。
「1Q84」を読んだ時も、筒井氏の「七瀬」を思い浮かべてしまったのを覚えている。