興味転々

読んだ本の記録&日記&興味ある事を混ぜこぜにして



経済学に頼っていると・・・・・。20世紀と21世紀は違う。

国の負債、約1000兆円。

ほとんどが国内で調達しているから

大丈夫。

日本の資産はたくさんあるから

大丈夫。

日銀が多く国債を買っている。

日銀は、政府の子会社のようなものだから、帳簿を合わせれば、相殺されて大丈夫。

負債は多くても、金利は低い状態を保ち、マイナス金利にもできたから

大丈夫。

日銀はどんどん札を刷って、行けば良い。

結果リフレになって、それを超えるインフレになっても、金利は安定し、ハイパーインフレにはならない。

賛否はある。

どうなるかは、化学のように、「これとこれを反応させればこうなる」と言う答はない。

 

化学だけでなく物理学においては、理論物理学と実験物理学がある。

理論物理学で出された仮設を実験物理学で実証する。

 経済学は、化学や物理などの他の科学のように実験はできない。

同じ手法でも、時期や周辺国の状況、政治的、そのほか気象、災害など大きな条件で結果は大きく変わる。

同じ環境を作って実験は決してきでない。

実験は、というより臨床にちかい。

医学に近いかもしれない。

しかし、

人の臨床のように経済では簡単に臨床ができない。

経済は、医学のように検体が多くない。

一つだけ。今ある経済状況だけだ。

実験も臨床もほぼできないと言っても良いかもしれない。

結果、経済学と言う学問は、机上の論理に終わりがちだと思う。

その理論には、人が存在しない数学のような学問が経済学。

物価を測るに、人が生きるに欠かせない食料品を外したコアCPIを使い、最近ではさらに燃料を外したコアコアCPI(海外ではこれがコアCPI)も参考するようになったようだ。

一番、人が生活に関するデータを外すと言う考え方、人を見ない経済学らしい。

季節要因などで変動が大きいからということで外すと言う暴挙ができる。

人の存在感が、19世紀20世紀と比較にならないほど大きくなった21世紀で通用するのか?

それらを無視するから、好き勝手に理論が立って、経済学者の数だけ理論が出てくる。

それが正しいか正しくないかだれも判断できない。

似たような理論はある。

ケインズのような大経済学者の理論を基本としたグループの考え方は似通っていると思う。

ケインズと言っても1世紀以上前の人。

時代も環境も全く違う。

その時の人の考えをいまだに信心して、今の時代に適用しようとするグループがある。

「金融緩和をすれば、・・・・」は20世紀では通用したかもしれながいが。

今のグローバル化した世界で通用するのか?

過去の事例をとって、理論の裏付けをしようとするが、その考え通用するのかな?と思う。

その例がアベノミクスだ。

あまりうまく行っているとは思えない。

一部には、失敗と言う話も聞こえてくる。

経済学と言う考え方が、限界にきているのかもしれない。

ひょっとすると、どこかで、誰かが21世紀型経済論を持っているかもしれない。

それで、再生できるかもしれない。

しかし、それが、世間の注目を浴びるのは、ずっと後になるのだろう。

20世紀型経済学の重鎮がいなくなった頃ぐらいか。

学問の世界も利権の集まりだ。

自分が信心する理論が通用しなくなれば自分だけなく弟子も食えなくなる。

本人からすると影響は大きい。

だから、後生大事にそれを守ろうとする。

たとえ、時代に即していなくても、食べるためには、古いの新しいのと言っていられない。

古くても、国に採用してもらえれば、大儲けできる。

結果は二の次だろう。

失敗しても政府のやり方悪かったと言える。 

結果が、人の所為にできる。

これほど楽なことはない。 

 

人は安く物が買うことに喜びがあって、普通に生活が維持できて、ちっとだけいいことができれば嬉しいと思うのではないかと思う。

しかし、欲求はスパイラルに上がって行く。

それを調整をするにために国はどうするか?

人の満足度を感じさせ、それを安定させるかこれが一番大切。

理論ではない。

利権に関わっていると決して達成できない。

世界で人口が増え、ここ少子高齢化が進む社会では、利己ではなく利他と言う考え方が必要だ。自然とそれで満ちていることが必要になると思う。

人間の本性に逆らう「利他」が普通にある社会が望まれる。

これが人類が目指さないといけない「進化」かもしれない。

 

マルクスケインズも触れなかった 嘘まみれ世界金融の「超」最大タブー お金はどう作られ、どうなくなっていくのか」という本を読んだ。

今まで、政治経済やアベノミクス関係の本を読んだ。

古典派、新古典派マルクスケインズマネタリズムなの過去の経済学を簡単に説明しつつ、これらの経済学でアベノミクスを検証し、どうして効果が出ないのかということが書かれていた。

アベノミクスケインズや古典派の考え方を用いているようだ。

ケインズ経済学と古典派のの考えは反するが、アベノミクスでは同居している。

わかりやすく、すぐ読める書籍だった。

通貨は銀行が作っている、いくら日銀が金融緩和して銀行にお金を流しても、

日銀の当座勘定にブタ積みされるだけのようだ。

通貨というのは、銀行が貸し出しをして初めて発生すようだ。

銀行の勘定で、貸付が増えると同時に預金が増えるということ。

それによって、通貨が増える。

これによると、

この本では、財政出動より、銀行による信用創生が必要ということになる。

銀行が今のようにお金の創生しないのであれば、

最近いわれている「ヘリマネ」が有効だということになる。

こういったことが、今までの経済学では一切言われていなかったようだ。

経済学が重視されているが、

もっと、人がいる社会を見つめるといままで経済学言われていなかったことが、見えてくるかもしれないと思う。

 

マルクスもケインズも触れなかった 嘘まみれ世界金融の「超」最大タブー お金はどう作られ、どうなくなっていくのか

マルクスもケインズも触れなかった 嘘まみれ世界金融の「超」最大タブー お金はどう作られ、どうなくなっていくのか