興味転々

読んだ本の記録&日記&興味ある事を混ぜこぜにして



気候変動の原因は?

地球の環境はどうした要因で変動するのか?
太陽の黒点の増減の影響が大きいのか?
地球で起きた変動の影響なのか?
もし、今後地球で大きな環境変化が起きれば、70億人もいる人類はどうなるのだろうか?
気になる。
気候の変動は、人類に大きな影響を与える。
農産物への影響がダイレクトに人類の命運に影響を与える。

昨年年末から年明けにかけて、白菜やキャベツなどの野菜の価格の高騰は、家計に大きな影響を与えただろう。
チョットした気候のブレで、野菜類など食料の生産量に大きな影響を与える。

ここ数年、毎年のように、大雨による災害などを引き起こす気候の大きな変更に影響を与えている地球温暖化が原因の一つだろうか?

地球温暖化でこれから100年の間に5度以上地球の気温があがると言われている。
ずっと以前には、数年で7度以上の気温の変化があったようだ。


古気候学

古気候学は、気候学と違い機器を使った計測や観測などをして結果出すことはしない。南極やアイスランドで長い時間をかけて成長した氷床の中に閉じ込められた空気などを分析し、その年代の大気の状態を推定したり。地面の下に長年にわたって堆積した地層にある放射性物質炭素14など)や化石や花粉などを分析し、それぞれの年代がどのような景観をしていたかを推測する。それらの要素から地球の年代ごとの気候調べていく学問。
人の寿命からするととても長い時間の話で、あまり関係ないように思える。

しかし、今話題の「地球温暖化」を思うと、全く関係ない話ではないように思える。
数年で7度以上も気温が上昇したという現象は、これらの研究の結果わかったことだ。 

 

   

 

ミランコビッチサイクル。

地球の気候に大きく影響すると言われている。

地球の自転の軸のずれ。

地軸の傾きの変化
現在、地球の地軸の傾きは23.4度だが、この値も常に一定ではない。地球の地軸の傾きは約21.5度から24.5度の間の間を定期的に変化しており、その周期は4.1万年である。

地球の自転の軸の移動

歳差運動の変化この周期は1.8万から2.3万年である。

 この歳差運動というのは、地球の自転軸が、コマガ止まりかけのとき、コマの軸がグルグル円をえがいているような感じ。

地球の公転の軌道の変化

離心率の変化約10万年をかけて横に伸びた楕円が円に近い楕円となり

地球の公転軌道が円に近くなると地球の気温が下がるといのもその一つ。

 今、地球の公転軌道は円に近いようだ。

地球は寒くなるはずのようだが。

しかし、現実は違う。

 ミランコビッチサイクルでも理由付けができない現象が地球では生きている。

地球の傾きや地軸の向きや太陽との距離の変動は、とても長い期間での変動に大きな影響があるだろう。

 

他に気候に影響を与えるものに、

宇宙線

太陽フレアもその一つ。

しかし、地球には、地球を守るような磁界がある。それによって、宇宙線の地球への侵入を全てではないが、防いでいるようだ。

地磁気という。ほとんどが地球内部によるものだというのがわかっているようだが、詳しくはまだわかっていない。そのおかげ、地球上生物が存在出来ている。

 

太陽活動 宇宙線と関係するが。

地球温暖化の話の前には、地球寒冷化が話題だった。今でも、黒点の数が減り、太陽の活動が弱くなる傾向にあるとも言われている。
数百年前にあったマウンダー極小期も想起されたりしたようだ。
1645年から1715年の期間黒点の数が非常に減少した。これが原因で地球が寒冷化したといわれている。テムズ川が凍ったという話もある。
太陽黒点が減ると太陽活動が弱くなっている状態といわれている。太陽活動の変化はそれほど大きくないようだ。太陽活動の変化がどれほどの影響があるかは解明されていない。

見た目には、明るさは変わらない。見えない光の量の変化が可視光より大きいらしい。これの影響が大きいのかもしれない。

 

ダンスガード・オシュガーサイクル という気候変動サイクル説もある。

最終氷期に1500年から3000年のスケールで起こった急激な気候変動の循環である。数十年間で10℃という急激な温暖化を迎えたかと思うと穏やかな寒冷化を迎え、そして再び急激に温暖化するという循環を最近6万年弱の間に25回程度も起こしている。これは、1980〜90年代、ウィリ・ダンスガード(Willi Dansgaard)とハンス・オシュガー(Hans Oeschger)による氷床コアの研究により発見された。(南極などの氷床コアから当時の気温を知ることが出来る。酸素の同位体も参照。) 原因は未だに不明だが、ミランコビッチサイクルのような地球と太陽との位置関係による気候変動はその周期が長く、数十年間で10℃という急激な気候の変化は説明出来ず、地球内部の動きにその説明を求めるのが学会の主流である。 

 

深層海流の停止

(ハインリッヒイベントの影響か)

深層海流は、メキシコ湾流が、グリーンランドあたりまで北上して、冷やされ、海底に沈みこむところから始まる。2000年ぐらいの年月をかけて地球を回る。この深層海流への流れがとまることで地球の気候への影響があるともいわれている。

「ザ・デイ・アフターツロー」という映画を覚えているだろうか?
この映画は、グリーンランド付近の海水温の低下して深層海流へ沈み込み停止することで地球の気候に大きく影響をあたえるこを題材している。
見たときは、仕組みはわからなかったが、あり得るように思えた。
ただ、深層下流の沈み込みのあたりの海水温が下がると、沈み込みが停止する上に、ヨーロッパなどは、とても寒くなるだろうとは思う。
高緯度にあってヨーロッパが温暖なのは、メキシコ湾流があるからだ。

 

海の存在お大きい。海は、たくさんの二酸化炭素を閉じ込めることができる。また、発散することもある。その変動が、地球の気候に影響を与えているのかもしれない。

 

   

 

地球温暖化の原因はというと 

地球温暖化の原因は、二酸化炭素というのが主流。人類は、今、地球温暖化の犯人として、削減対策を講じようとしているが、ひょっとこれがほかの地球温暖化システムを加速させる可能性があるかもしれない。

地球温暖化を引き起こしているのは、二酸化炭素が主な原因であるとしても、それをサポートするサブシステムが働くことで、加速させることあるかもしれない。原因は複数あると見た方がよいかもしれない。ただ、二酸化炭素排出を制限だけで、地球温暖化を止めることができるのだろうか?

人類は、地球の気候を完全掌握しているわけではない。

気候変動は、種の存亡に大きな影響を与える。

  

下記の書籍を読んで「古気候学」興味を持った。地球の環境はいろいろな要因が複雑に絡み合っている。その一つが崩れると他にも影響を与えしまうかもしれない。 

 

気候変動を理学する【新装版】

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